「翌日には元に戻るから受けても意味ない?」という誤った考えを覆すストレッチの真実に迫ります。本当に効果がないのは、単なる実体験から来る思い込みかもしれません。ストレッチの効果は一時的に消失することもありますが、正しいアプローチを取ることで、変化を定着させることが可能です。特に「恒常性」というキーワードが重要です。悪い姿勢が楽という感覚を変えるには、継続的な努力が必要。プロの助けを借りつつ、毎日のストレッチを続けることで、あなたの身体が変わることを実感できるでしょう。
原因を考えてみよう
なぜこのような考えを持つようになったのか?
これはシンプルに実体験から来ているのかと思います。実際に施術を受けて、翌日には元通り。これはよくある話だと思います。
まずストレッチの理論で言うと、ストレッチ効果は約8時間後には消失すると言われています。「じゃあストレッチをしても意味がないじゃん」と言われても仕方がありません。
しかし、理論と実際の身体では反応が異なります。
柔軟性UPのためのキーワード
ストレッチの効果を上げるためには「恒常性」と言う言葉がキーワードになります。
恒常性とは、生物が生命を維持するために内部や外部の環境変化に関わらず、生体の状態を一定に保つ性質やその状態を指します。
例えば、体温が常に36℃前後に保たれているのも、傷口が修復されるのも恒常性のおかげと言えます。
同じように身体の硬さ、姿勢は恒常性が働いています
でもいつまで経っても身体は楽にならないし、姿勢は治らない。そう思った方は恒常性の落とし穴にはまっています。
トレーナーや整体師に「正しい姿勢はここです」と肩を後に引っ張られた経験はありませんか?すごく窮屈に感じたと思います。悪い姿勢でいる方が楽ですよね。と言うことはこの悪い姿勢が心地いいと身体が覚えてしまっているので恒常性は悪い身体に戻すように働きかけます。生きて来た間全く意識していない人は悪い姿勢歴=年齢となってしまいます。
ではどのようにしてこの恒常性を正常に戻していくのか?それはひたすら正しい姿勢を身体に叩き直すことです。具体的にどのぐらいの期間頑張ればいいかというと、毎日いい姿勢になるためのストレッチやトレーニング、普段の意識を2週間毎日行うことです。神経系の変化は約2週間で定着すると言われているのでここまで頑張ればある程度身体の変化が定着してきます。これがタイトルにもあった「翌日にはもとに戻るから受けても意味がない」の正体です。30歳であれば、30年間で培った姿勢をたった1時間で正しい姿勢に変えて定着できるのは神様以外の何者でもありません。
どうすれば良いのか?
プロに頼るのが大事
2週間毎日トレーニングをする、ストレッチを受けると言うのは予算的、時間的にも現実的ではありません。ではどのようにすればいいのか?理想は週に2回はストレッチやトレーニングをプロに任せてください。そして残りの5日間は自分でもできるエクササイズやストレッチを行なってください。これを2週間も続ければ身体が良くなって来ているのに気がつくと思います。その後も継続的に続けてもらえれば1年後には別人になっていると思います。
この続けると言うことが人間は苦手です。私自身も苦手です。だからこそ私も定期的に他のトレーナーに任せてケアをしてもらうことがあります。
それでも変化が出ずらかったら?
一回で変わらないのであれば2回やればいい、2回で変わらないなら3回やればいい。それでも何一つ変化がなければトレーナーを変えるのもいいと思います。
長期で継続できる人が良い結果を掴める人だと思いますので、まずはしっかりとプロのストレッチを受けて体を変える一つのきっかけにしてもらえればと思います。
D/LIGHT
住所:東京都文京区
電話番号:080-4450-6576
NEW
-
2025.02.02
-
2025.01.24福利厚生でストレッチ...現代社会では、多くの人がデスクワークや長時間の...
-
2025.01.16法人向けセルフストレ...先日、神田の某IT企業の研修会にて、お時間をいた...
-
2025.01.14ストレッチと仕事効率...皆さんはストレッチと仕事効率の関係について考え...
-
2025.01.10休養学から考える、企...休養学という学問をご存知でしょうか?日本ではあ...
-
2024.12.19ストレッチって意味が...「翌日には元に戻るから受けても意味ない?」とい...
-
2024.12.13D/LIGHT設立のきっかけD/LIGHTは2024年6月に設立しました。元々私は某日...
-
2024.12.13ブログ初回挨拶初めまして、D/LIGHT代表の奥野です。このブログで...